初恋キャンディ〜one-way love〜
「…サボっちゃおっか?」

私がそう言うと、彼がクスッと笑う。そしてゆっくりとキスを落としてきた。

「じゃ、今日はひまを独り占めしよ」

「もう、何言ってんの?」

お互いに顔を見合わせて笑い合う。そんな何気ない時間がとてつもなく楽しい。

恋って不思議だね。何でもない日常を、こんなにも鮮やかにしてくれる。

これから先もずっと一緒だよ?そんな意味も込めて、今度は私から、彼に優しくキスをした。     
                                  《Fin》

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