隣の席のCOOLBOY
「いただきます」



「ん、どおぞ」




考え事しながら料理しないようにしよ、



なんでかって?



そんなの、




一緒に駿のお弁当まで作ってたから。




内山真希、



またしても壁にぶつかりました……




どうしよう……、バレないように……私の夜ご飯にしようかな




よし、そうしよう!





「ご馳走様でした」







やっぱり男子は食べるのが早い…。




そういえば、お前が特別遅いだけ、って返ってくる気がするから



何も言わない。




「あ、そうだ、」



「ん?何?」



「メアド教えて、」



「・・・??」


はてなマークが浮かんでいる私に


「本携帯に登録するから。」



女関係が面倒だから携帯は二個もちなんだとのこと




やっぱりか、ってちょっと悲しいような嬉しいような。




「スマホ……、」



ん、と差し出せば




ポイっと返された。




画面には


《横山駿》



の文字が、



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