ふたりぼっちの孤城
顔を出したときたまたま鏡の中のわたしと目が合った。
(嘘でしょ。まだ赤い・・・)
もちろんさっきよりは落ち着いたと思うが、耳はまだ朱色に染まっていた。
このままでは山吹にからかわれてしまう。
熱を冷まそうと冷たい手で触れてみても効果はない。
悪戦苦闘していると山吹が戻ってきた。
「鏡の前でどうされたんです?」
「・・・内緒よ」
「そうですか。てっきり真っ赤なお顔を元に戻そうと必死なのかと思いました」
「!?」
ピタリと当てられると思っていなかったから、思わず口をパクパクさせてしまった。
鏡の前で何をしていたのかバレるのも恥ずかしいし、それを赤面させた本人に見透かされたのも恥ずかしい。
「図星ですか?可愛いですね」
「な、なんで昨日から可愛い可愛いって連呼するのよ!」
「椿が可愛いからに決まってるじゃないですか」
何をそんな当たり前のことを、とでも言いたそうな顔をされても困る。
「ほら、今だって顔をリンゴみたいに染めていらしてめちゃくちゃ可愛いです」
「なっ」
わたしはろくに言葉を出せないまま、山吹に抱きすくめられてしまった。
(嘘でしょ。まだ赤い・・・)
もちろんさっきよりは落ち着いたと思うが、耳はまだ朱色に染まっていた。
このままでは山吹にからかわれてしまう。
熱を冷まそうと冷たい手で触れてみても効果はない。
悪戦苦闘していると山吹が戻ってきた。
「鏡の前でどうされたんです?」
「・・・内緒よ」
「そうですか。てっきり真っ赤なお顔を元に戻そうと必死なのかと思いました」
「!?」
ピタリと当てられると思っていなかったから、思わず口をパクパクさせてしまった。
鏡の前で何をしていたのかバレるのも恥ずかしいし、それを赤面させた本人に見透かされたのも恥ずかしい。
「図星ですか?可愛いですね」
「な、なんで昨日から可愛い可愛いって連呼するのよ!」
「椿が可愛いからに決まってるじゃないですか」
何をそんな当たり前のことを、とでも言いたそうな顔をされても困る。
「ほら、今だって顔をリンゴみたいに染めていらしてめちゃくちゃ可愛いです」
「なっ」
わたしはろくに言葉を出せないまま、山吹に抱きすくめられてしまった。