ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
優羅くんは一瞬、驚いたように目を見開いた。

だけどすぐにそれは、いつもの優しい微笑みに変わって……。

「ん」

短い返事とともに優羅くんはゆっくりと頷いてくれた。

その笑顔にまた、私の胸はトクンと高鳴る。

今ので、改めて自分の気持ちを鼓舞できた気がする……。

1年前(あの日)から止まったままの時間を進めるんだ。

依織くんと二人で、前に進むために──────────





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