ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
ーガチャ!

「ご、ごめんなさい!!」

急いでドアを開けると、目の前にはフリフリのメイド服ではなく清楚な白のワンピース……。

「恋々愛さん? おはようございます」

雅さんはいきなりの私の謝罪に目を丸くしてキョトンと首を傾げた。

メイドさんじゃなくて雅さんだったんだ。

「おはようございます!」

私も条件反射でつられてペコリ。

「恋々愛さんが宜しければ、広間へご一緒させて頂こうと思いまして」

そう言った雅さんの顔は、いつの間にか柔らかな笑顔に変わっていた。

私と一緒に?

もちろん断る理由は何もない。

「はい! 喜んで!」
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