え?強盗団が学校に!?
「お前らに構っていられるか!邪魔だ。退けっ!!」

そう言って、強盗団は部員を突き飛ばそうとする。

「……皆さん。自分のことをかっこよく見せたいと思ったことは無いですか?」

俺の言葉に、強盗団は一斉に動きを止めた。

「今まで集めた情報を、皆さんにお伝えします。その代わり……俺たちの取材に応じてください。そのお礼として、教えましょう」

俺の言葉に、強盗団のリーダーかな?が「ふざけるな!」と俺に近づく。

「残念だけど……時間切れ」

俺がにこりと笑うと、警察官が強盗団の腕を掴んだ。

俺は強盗団が連れて行かれるのを見ながら、微笑むとペンを回す。

「さて……この出来事を、どうやって新聞にまとめようかな」

そう呟いて、俺は部室へと向かった。
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