桜が舞い、君に出逢う。
「何か言った?」

「ううん、何も。ねぇ花恋、家を出る前に、キスにしてもいい?」

「っ!」

言葉にするのが恥ずかしくて、こくりと頷く
少し私が屈むと、彼方は背伸びをして唇を重ねる。

恥ずかしくて、顔に熱が集まるのがわかる。
満面の笑みで笑う貴方が、何より愛おしい。
父に殴られそうになったら、私が庇うから。
だから、これからも一緒にいてね。

【花恋&彼方 END】
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