御曹司の極上愛〜偶然と必然の出逢い〜
 ただ、ここ数日体調に気になることがある。

 常に眠いのだ。最初は、時差ボケかと思っていたが、数日続くと流石におかしいと思う。

 そして、気がつくと畳の上で寝てしまっている。

 仁や春樹が帰って来て起こされる日々。

「真琴、固い畳の上で寝ないで、ベッドで寝た方がいい」

「ごめんなさい。寝るつもりはないのに、気づいたら寝ちゃってて」

「謝る事はない。寝るのは構わないんだ」

「あっ、夕食温め直すね」

「月野さん、慌てなくていいですよ。環境の変化もあると思いますが、一度お医者様に診てもらいませんか?城之内リゾートがオープンしたら常駐してもらう予定のお医者様が、すでに週二回来てくれてますので」

「真琴、俺のためにも診てもらってくれ。心配でしょうがない」

「仁さんが安心するなら……」

「じゃあ、次に先生が来られる明後日に見てもらいましょう」

「はい」

真琴の体調不良の原因がハッキリするだろう……。



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