御曹司の極上愛〜偶然と必然の出逢い〜
 朝の光が顔に当たり眩しくて目覚めた。


「ンンッ~よく寝た~」真琴は目を開け驚く。


「ここどこ!?えっ、裸!?」



 目の前に広がる景色は、真琴の部屋ではなく豪華で広々とした空間。そして、真琴が寝ているのはキングサイズの寝心地がいいベッド。


 そして、明らかに情事の後の乱れ具合。


「……。どういう事?」呆然とする。


 身体に残る気だるい感覚。間違いなく、そういう行為をしたのだろう……。


 身体のあちこちが軋む。


 でも信じられない……。


 今まで真面目に生きてきて、一夜限りの関係などあり得ない……。


 ただ、久しぶりに熟睡できた気がする。そして、幸せな夢を見た。今は、驚きと裏腹にとても満たされている。


< 2 / 131 >

この作品をシェア

pagetop