御曹司の極上愛〜偶然と必然の出逢い〜
「あなた、この手は何?」

「はぁ?ばばあ何言ってるんだ離せ」

「痴漢していたのはあなたでしょう?」

「言いがかりは止めてくれ」

「次で一緒に降りましょう。あなたは大丈夫?」

「は、はい。ありがとうございます」

 真琴は涙目でお礼を言った。

 そして、次の駅に到着し痴漢とおば様と真琴が降りるところでおば様が、真琴の友達に気づき声をかけた。

「あなた、お友達ね。一緒に来てあげて」

「遅刻するし嫌です。痴漢される方にも原因があるんですよ」

 バカにしたような言い方。今日まで、友達と思っていた子からの信じられない言葉に、真琴は痴漢に合った事よりもショックを受けた。

「あなた本気で言ってるの?」

 おば様は怒ってくれたが、真琴にはもう何も聞こえなかった。

 この後、おば様が状況を説明してくれ、痴漢は逮捕されホッとはしたが、もう誰も信じられなくなった。

 真琴はこの一件依頼、心許せる友達を作らずひっそりと学生生活を送った。

 それでも、周りは真琴を放っておいてくれず、絡まれ続ける……。



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