雨の日にしか会えないキミ

雨と、キミと



学校終わりの帰り道。



急な雨にふられて、
この公園にかけこんだ。



「……まいったな、」



ぬれた髪を手でかき上げながら、
どんよりくもり空を見つめる。



急にふってきたものだから、
傘なんて用意してない。



……ひとまず、ここで
雨やどりするか。



雨が弱まるまでの間、
木の下で待っていると、



「あの……」



小さな声がした。




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