俺のボディガードは陰陽師。〜第六幕・相の証明〜

『橙都はあくなき探究心もあるし、知識豊富だし、策士だ。魔族の横行も多くなって、難しい任務が多くなっている今この時代、より詳しい情報、知識の保存は必須になっているから、橙都みたいな存在はありがたいよ』

『いやいや、剣軌だって研究室設立について御館様や重鎮の方々に提言してくれたじゃん!本当に有り難かったよ…』

褒め合い?

取り敢えず、お二人は仲良しだということは、わかった。



しかし、研究…?

ここにいる鳴海さんは、普通にスーツを着ていて、ただのサラリーマンのような気がしますけど。

陰陽師というご職業は、ただお祓いや退魔調伏バトルをするだけではないことが発覚した。

まさか、総本山に子ども軍人養成所だけではなく、他に研究室もあるとは。

いよいよ、隠された闇の組織チックになってきたじゃねえか。




……だなんていうやり取りが前置きにあり。

それから、俺の拾得物が登場して、現在に至る。




「…うん、確かに。残されてる魔力量と流れといい、これはあの色鬼魔族・黒曜鬼の『核』で間違いないと思うけど…何で?何で?すごいぃぃぃ!」
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