俺のボディガードは陰陽師。〜第六幕・相の証明〜

love you

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おじさんが、目を開けた。意識を取り戻した。

体力的に不可能と言われていたのに。

そんな奇跡に、驚愕のあまり呆然と立ち尽くしていた二人だったが……おじさんの声を聞き、笑顔を目にすると、これは夢ではなく現実と理解したようで、一斉に顔を歪めて反応を見せていた。



「親父、親父っ……！」



今度はなずながベッドサイドにいたパパ太夫を押し退けて、おじさんの傍へともの凄い勢いで駆け寄ってくる。

そして、もう一度確認するようにおじさんをしばらく見つめた後、肩を震わせる。



「親父、何で？わ、わかんないけど！……もう一度、もう一度会いたかったっ……」



そう発した途端に、おじさんの肩に縋るように顔を埋めて、体を震わせていた。

嗚咽する声が漏れている。

そんな震える背中に、おじさんの痩せ細った手がそっと添えられた。



「寂しい思いさせたね、ごめんね……辛い思いさせて……」

「親父っ……！」



細く弱々しい手で、娘の体をそっと抱き止める。

おじさんの腕に包まれて、なずなはますます声をあげて泣いていた。



娘と父の、三年ぶりの感動の再会だ。