元婚約者の弟から求婚されて非常に困っています

「確かに…いつものお嬢様にしては心ここにあらずって感じだけれど…」

「やっぱり!お嬢様付きのルーナが言うなら間違いないわ。しばらくはそっとして、お嬢様が立ち直るのを待ちましょう」 

「そうね、私達がお支えしないと!」

メイドや執事たちもうんうん!と、頷き、決意を新たにしている。


うーん…でも、何か引っかかるのよね、お嬢様どちらかというと、戸惑っているような…焦っているような感じなんだもの。

長年お嬢様につかえている私には、ただお嬢様がリアム様のことで心を傷めているとは思えなくて。

ただ、あんなエレノアお嬢様は初めてだから私にも何に対してあんなに悩んでいるのか予想がつかなかった。


まぁ、お嬢様から相談があるかもしれないし。打ち明けてくれるまで待つのがいいかもしれないわ。


改めてそう思い、私は今日もお嬢様付きのメイドとしての職務をこなすことに専念をする。


その数日後に、お嬢様からあんな相談を受けるなんてこの時はまだ想像もしていなかったのだけれど。

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