君の胃袋を掴む
「あんたどうやってここ分かったの?」
同じく驚いている希帆が尋ねた。
「食堂と購買見ても居なかったからラウンジ行って、目合ったやつがちょうど高校の後輩で、聞いたら教えてくれた。小梅ちゃんの学科の授業どこでやってんのーって」
「どんだけ有名人なの」
「おひさー希帆ちゃん」
にこにこしながら、三人目の女子みたいにファッション雑誌を覗く。
「小梅ちゃんも久しぶり」
私は何故か、一言も口を挟むことが出来なかった。久しぶりに会ったからか、それとも場所が雅宗の家ではないからか。