少女と過保護ーズ!!
奇襲
クリスマスまで後3日。



閉店後の"シャーウッド"の駐車場に爆音が響き渡る。



何十台、何百台…数えきれぬバイクのエンジン音とライトの光は圧巻の一言。



2階のベランダにて、それを見つめるあたしと幹部の皆。



幹部に混じって何してるかって??



いや……

あたし……


姫だったーー!!


姫だったんだよ!!



扱いが"姫"というより、マスカット的なもんばっかりだから、忘れてたよ!!



「マスコット…な。…前にもこんなやりとりをした気がする…」




八雲さんのツッコミ。



……


それはあたしじゃないな!!




……


横で、あたしと同じ顔をしてる人が1人。



竜希さんだ。



「記憶にございません(汗)」


「「嘘だ」」


「んぐっ!!」



キーーーーン!!



どこからか、拡声器を取り出した竜希さん。










「いいかっっ野郎共ーーーっっっ!!!!!!」




あっ、誤魔化した……。
< 309 / 311 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop