最強総長は闇姫の首筋に牙を立てる~紅い月の真実~
「幻夢。さっきはフォローしてくれてありがとう」

「あのくらい平気です!むしろ、姉貴の役に立てたことが嬉しいです!!」


幻夢がいてくれて本当に助かった。


どう対応していいかわからず目でSOSを出していた。幻夢はそれにいち早く気付いてくれて助け舟を出してくれた。


「やっぱり同性の友達って慣れないですか?」

「慣れないわけじゃない、けど。ただ、せっかく誘われたのに断るのもどうかと思っただけよ」


付き合いの悪い友達だと思われるのが嫌で。


「そんなこと気にしなくていいと思いますよ?誘われたからって絶対に行く必要ないんですから」

「それは…わかってる」


「姉貴は優しいですね。その優しさを僕にもちょっとだけ分けてくれたら〜…なんて」

「私、幻夢には優しくしてるつもりよ」


「自覚がないって怖いですね」





「姉貴は男に対しては意外と辛辣ですよ?」

「そんなつもりはない。ただ敵意を向けられることが多かったから、その癖が抜けないだけ」


「ほら。またそうやって殺気を向けてくる!」


殺気?


「姉貴の殺気はマジで人を何人か殺めてそうな気がします。もっと肩の力を抜いて話しましょ?」

「いひゃいわ(痛いわ)、けんむ(幻夢)」


両頬を引っ張られた。
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