凄腕パイロットの極上愛で懐妊いたしました~臆病な彼女を溶かす溺愛初夜~
「同じグループで行動するので食事も一緒になるのはあたり前ですけど、いい気はしないですよね。でも、これじゃないんですよね? 変なもの見せてすみません」

 肩を落としてしゅんとする朱莉ちゃんに慌てて首を横に振る。

 この写真を目にしていい気はしないと発言した朱莉ちゃんになら、相談してもいいかな……。

「まだ少し時間ある?」

「ありまくりです。カフェ行きましょうか」

 力強くうなずいた朱莉ちゃんにちょっとだけ救われた気持ちになった。

 空港内のカフェに場所を移し、朱莉ちゃんはほうじ茶ラテ、私はジンジャーエールを注文して二人掛けのテーブル席に座った。

 前置きなどせず単刀直入に話を始める。

「虹輝さんってすごくマメな人で、毎日必ず連絡をくれるの」

「素敵~!」

 朱莉ちゃんは目をキラキラとさせた。

「でも昨日ニューヨークに飛んでから一度も連絡がないの」

「一度も?」

「そう。夜に【おやすみなさい】と連絡したものは既読になっていて、朝に【おはようございます】と送ったものは既読にすらなっていない」

「どうしてでしょう?」

 眉間に皺を寄せて朱莉ちゃんは唸る。

「食事するタイミングでひと言返せますよね」

 その通りで、大きな溜め息がこぼれ落ちる。
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