努力の結果は奇跡ですっ!!
「瑠奈ちゃん?」

とりあえず心を落ち着かせるためにした会話…のはずだったのに!!

「かっこよすぎ」

は?え?い、今…なんて言ったの?冗談だよね…、いや、こんなに真っ赤だし…

心の声、かな?だと…いいな。

「瑠奈ちゃん、心の声、ダダ漏れだよ。」

一瞬顔を真っ赤に爆発させて

「え、あっ、あの…なんか…ごめんなさい。」

急に謝ってくる瑠奈ちゃんは面白かった。ってか可愛かった。

「大丈夫、瑠奈ちゃんに可愛いっていわれるの好きだから。まぁ、他の人にいわれるのは嫌だけど…。」

自分にしてはけっこう攻めてみた…つもりだったんだが瑠奈ちゃんは首を傾げて
キョトン?感じの効果音がつくくらい可愛かった。

「陽介くんが嬉しいなら何度でもいいますよ?カッコいい。ふふっ♪」

あ…えっとこういうときなんて答えるのがいいんだろう?

不器用ながら自分で編み出した答えは

「ありがとう」

満面の笑みでなるべく優しくそう、言うことだった。

もう、あとのことは他愛のない会話をしていたことしか覚えていない。

内容なんか全て忘れていた…
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