あの夏、わたしはキミに恋をした。
先生は立つとそばに置いてあったマグカップにティーバッグをいれお湯を注いだ。
そしてそれをわたしの前におき、どうぞと促した。
一口飲むと紅茶の香りが広がる。
「木下さん、水上くんと付き合ってるの?」
「えっ、まあ、はい」
やっと落ち着きを戻したタイミングでの質問に戸惑いながらも返事をする。
でも次の言葉の意味がわたしには理解できなくて余計に戸惑った。
「────じゃあどんな風になっても木下さんが支えになってあげてね」
この言葉の意味がわかったとき、わたしは壁にぶち当たることになる。