あの夏、わたしはキミに恋をした。
「…も、もな?」
そしてわたしの名前を呼ぶ声は明らかに動揺していた。
「大輝、よかった無事で」
少しでも明るくいようと笑って大輝に近づこうとしたときだった。
「くるな、帰ってくれ」
「──え?」
思考が一瞬停止した。
大輝が何をいったのか理解できなかったのだ。
「大輝?」
「悪いけどもうここにはこないでくれ」
そういうと大輝は窓のほうを向いてしまった。
でもわたしはみてしまったのだ。
それをみてしまったら、余計動けなくて、しばらく呆然と立っていた。