地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~
あたしは呆れつつ、彼女達の中の一人の動きに合わせた。
背後に回ったのを察して、あたしはサッと身をひるがえす。
面倒だなって思っていたから、後先考えず本当によけただけ。
――それがまずかった。
「え?」
「あ」
視界の端で、あたしを押そうとした女子が止まることも出来ず階段下に吸い込まれそうになっているのが見えた。
「チッ!」
思わず舌打ちが出てしまう。
よけられたときのことも考えておきなよ!
心の中で悪態をつきながら、あたしは落ちそうになっている女子の腕を掴んだ。
引き寄せると反動であたしも一緒に落ちてしまいそうになる。
仕方ないからその女子を抱きしめるようにして、床を蹴った。
蹴ったことで落ちる以外の力も加わって、あたしはそれを使って体を回転させる。
何とか体をひねって、段差を通り越して着地した。
着地した反動か、何かが当たったのか。
眼鏡が外れてカシャンと落ちる音がした。
あたしは足の痺れに耐えきってから腕の中の女子を見る。
「大丈夫?」
聞いたけれど、彼女は零れ落ちてしまうんじゃないかというくらい目をまん丸に開き固まっているだけだった。
背後に回ったのを察して、あたしはサッと身をひるがえす。
面倒だなって思っていたから、後先考えず本当によけただけ。
――それがまずかった。
「え?」
「あ」
視界の端で、あたしを押そうとした女子が止まることも出来ず階段下に吸い込まれそうになっているのが見えた。
「チッ!」
思わず舌打ちが出てしまう。
よけられたときのことも考えておきなよ!
心の中で悪態をつきながら、あたしは落ちそうになっている女子の腕を掴んだ。
引き寄せると反動であたしも一緒に落ちてしまいそうになる。
仕方ないからその女子を抱きしめるようにして、床を蹴った。
蹴ったことで落ちる以外の力も加わって、あたしはそれを使って体を回転させる。
何とか体をひねって、段差を通り越して着地した。
着地した反動か、何かが当たったのか。
眼鏡が外れてカシャンと落ちる音がした。
あたしは足の痺れに耐えきってから腕の中の女子を見る。
「大丈夫?」
聞いたけれど、彼女は零れ落ちてしまうんじゃないかというくらい目をまん丸に開き固まっているだけだった。