犬猿上司に溺愛されてます
会社の裏口から出ると、人が行き交う大通りではなく、裏通りに足を向ける。
見知った人がいないことを確認してから、車に背を預けて立っている男の元へと駆け寄る。
「深野課長、お疲れ様です」
「お疲れ」
仕事の疲れなど微塵も感じさせない、大人の色気が駄々漏れている深野の熱い視線に、若葉はドキドキと胸を高鳴らせる。
会社での顔ではなく、若葉にしか見せないプライベートの甘い表情に、思わず赤面してしまう。
「なんで照れてるんだ?」
深野の指摘に、若葉の頬は更に赤くなる。
「だって、いまだに夢見てるんじゃないかと思ってしまって。その……、深野課長が私のか、か、彼氏とか……」
若葉が都合のいい夢を見ているんじゃないかと思ってしまうのも無理はない。
実は、若葉はずっと前から密かに深野に想いを寄せていたのだ。
犬猿の上司だと思っていたのに、それが恋に変わったのはいつの頃だっただろうか。
けれど、相手は営業統括本部のエリート。
平凡なOLである若葉にはどうすることも出来ない。
見知った人がいないことを確認してから、車に背を預けて立っている男の元へと駆け寄る。
「深野課長、お疲れ様です」
「お疲れ」
仕事の疲れなど微塵も感じさせない、大人の色気が駄々漏れている深野の熱い視線に、若葉はドキドキと胸を高鳴らせる。
会社での顔ではなく、若葉にしか見せないプライベートの甘い表情に、思わず赤面してしまう。
「なんで照れてるんだ?」
深野の指摘に、若葉の頬は更に赤くなる。
「だって、いまだに夢見てるんじゃないかと思ってしまって。その……、深野課長が私のか、か、彼氏とか……」
若葉が都合のいい夢を見ているんじゃないかと思ってしまうのも無理はない。
実は、若葉はずっと前から密かに深野に想いを寄せていたのだ。
犬猿の上司だと思っていたのに、それが恋に変わったのはいつの頃だっただろうか。
けれど、相手は営業統括本部のエリート。
平凡なOLである若葉にはどうすることも出来ない。