傷だらけのLove Story-vol・1

そんな中、親友のさとみだけは、愛から離れて行かなかったのだ。


「みんな冷たくない?
怖がって愛に寄り付かないってどうゆうこと?」


真っ赤な顔をしてさとみが怒っている。


『しょうがないさ。
誰だってあんな目には合いたくないじゃん』


愛は冷静だった。


「しょうがなくないっ!
みんな愛に助けてもらったくせに」


さとみは愛の異変に気づいた。


「愛、あんたの考えてることはわかってるよ
仕返しするつもりでしょ」


愛はゆっくりとさとみを見て、黙り込んでいた。


しばらく黙り込んでいた愛は…。


『今度の事だけは黙ってる訳にはいかない…』

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