傷だらけのLove Story-vol・1

テツも咲も、愛のことを考えてくれていたのに、愛は素直になれずに、
そのあげく、何も言わずにさよならをしてしまった…


もう、あの部屋にはいけない…


堕ちるとこまで堕ちてやる


そう決めて、あの部屋に行ったはずなのに…


そんなことを思いながら、愛は眠ってしまっていた…



この日…


愛は夢にうなされた…


『止めろっ!止めろ~!』


手を伸ばした先には…


何もなかった…


目を覚ました愛は泣いていた…


『何が不良少女だ!最強になってやるだ
こんな弱いあたしがなれる訳なかったんだ』


無力な自分が悔しくてたまらなかった…


『俊…、何でそばにいてくれないんだ
さとみ…、ごめん…、助けてやれなくてごめん…』


愛は何度も謝っていた…

< 88 / 394 >

この作品をシェア

pagetop