傷だらけのLove Story-vol・1
テツも咲も、愛のことを考えてくれていたのに、愛は素直になれずに、
そのあげく、何も言わずにさよならをしてしまった…
もう、あの部屋にはいけない…
堕ちるとこまで堕ちてやる
そう決めて、あの部屋に行ったはずなのに…
そんなことを思いながら、愛は眠ってしまっていた…
この日…
愛は夢にうなされた…
『止めろっ!止めろ~!』
手を伸ばした先には…
何もなかった…
目を覚ました愛は泣いていた…
『何が不良少女だ!最強になってやるだ
こんな弱いあたしがなれる訳なかったんだ』
無力な自分が悔しくてたまらなかった…
『俊…、何でそばにいてくれないんだ
さとみ…、ごめん…、助けてやれなくてごめん…』
愛は何度も謝っていた…