鍵使い物語

姫様とミツキは鍵持ち仲間に?なったとさ

全ての授業終わり

それぞれ部活見学して

姫様と王子は大使館の方へ帰っていった。




ミツキは、中庭でボーッとした後一人で帰った。


帰り道の途中、鍵が鈍く光った。



「見つけた、鍵使い……」

他校の生徒らしい。
ミツキの制服とは違う女子生徒が話しかけてきた。



「えと、なにか、用、ですか?」

「その鍵、どんな力を秘めてるの?」

殺気は感じないミツキ。


「これは……いえ、なんでも……」

教えようと思ったが、やめた。


「ふふ、次会うのは、いつかしらね……危険なこと、巻き込まれないようにね……」

ミツキの鍵の光が消えると、その女子生徒の姿も見えなくなった。



"そこに、存在しなかった"かのように


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