追憶ソルシエール
Prologue





まるで、世界が止まったみたいだ。


はじける雨音。きらめく水滴。
雨の世界に飛び出していく、きみの姿に。


透明すぎるほどの青い恋に溺れていたわたしは
淡くて儚くて、でもどこかほろ苦いその思い出を
ずっと、忘れられないままでいる。




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