【カルマ〜青春白書】1章完結
【職員会議】
過去に鳳出身が
全くいない
年代すらある。
例年通りと
思われていたこの
”人事”、ほぼ当確の
庄司から和也に
キャプテンに
なってほしいとの
ことだった。
これには 同級生が
一同賛同したのだった

こうして
伝統に捕われず、
自分達の感性で
作り上げた強い
”絆”こそが今後の
彼らのメークドラマの
一幕であったことは
いうまでもない。
庄司は 和也を
キャプテンに
持ち上げたからには
最大のバックアップを
約束したのだ。

庄司→「なぁ、和也、
俺達だけで部を
やってみたくないか?
ていうかやらないか?」
和也→「やってみたい
でも〜学校が・・
許さないだろ?」
庄司→「それじゃあ、
こういうのはどうだ?
生徒会の議論に揚げ、
猛プッシュしようか?
だからそこに来て
圧倒的プレゼンを
してくれ」

和也→「いやいや、
そんな大事に
しないでいいよ。
時間をみて
谷村先生に話しを
持っていき、
職員会議で
話してもらおう」

こうして和也達は
谷村先生にすぐに
話しを持って行った。
谷村は、和也達の
強い意思に驚きはした
が、 サッカー部に
対してなにひとつ
出来ていない
自分を詫びた。

谷村→「君達の強い
気持ちはわかった。
しっかりと伝えよう。」

谷村は 和也達の強い
眼差しに 職員会議に
議題として
挙げることを
約束したのだ。
職員会議では 案の定、
提案した谷村先生以外
反対意見が全員だった
当然である。
”公務員”である、
先生方は 根本的に
生徒に任せるという
有り得ない議論に
谷村を変人扱いし、
バカバカしい
とまで思った。
そんな重い空気の中、
校長が 一言質問した。
校長→「いいかね、
諸君!まぁ、そんなに
けむったがらないで。
みなさん、これは
私達の利害でない。
そして谷村くん、
サッカー部の生徒達の
利害はどう考えたのかね?」
一同、突発的?な
校長のわかりづらい
質問?に空気を呑んだ。
生徒達の利害?
わけのわからない
校長の投げかけに
副校長が重い空気を
切り裂く。

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