君の笑顔が見たくて〜僕たちの夏の恋物語〜
私は慌てて彼を見直した!


硬直して…声が出ない。


…どっどうしよう…。。


彼は、入口の扉にもたれ掛かっていたのだけれど、

身体を起こし私の方に
身体を向けて


「さっき、見てた?」


《ほらほらほらほら!やっぱり…!
怒りに来たんだ…。どっどっどうしよう…》 


私は、泣きそうになった…


…その…瞬間


彼が私の顔に顔を近づけて


「天宮さん。顔。…赤っ」


私の目を捉えて話してきた。


えっ?…………。????


……???


私の頭の中は


………???


私も、ゆうきくんの目から
目が離せない


……。


何?なんの時間?何?何?何?


クスッと


ゆうきくんが笑った。



  《キンコンカンコーン》

授業が、始まるチャイムが鳴って、

ゆうきくんは、
そのままローカを歩き教室に…


多分…普通なら…教室に戻って行った。。


はず…。。。


……あれ?


さっき…。


天宮さんって…言った?…
よう…な?…??


< 9 / 53 >

この作品をシェア

pagetop