転生聖女の異世界スローライフ~奇跡の花を育てたら魔法騎士に溺愛されました~
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気が付くと、今度は白い天井が見えた。
そして、体の上にもまわりにも沢山の切り花が置かれていて肌にあたる部分がちくちくとした。目だけを動かして様子を窺うと、まわりで見知らぬ人達がさめざめと泣いている。
──この花はなに?
──どうして泣いているの?
聞こうと思ったが喉が掠れて上手く声が出ない。
体を起こそうと力を込めると、体の節々がミシミシと悲鳴をあげて思うように力が入らなかった。やっとのことで右手を少しだけ持ち上げることに成功すると、体の上にのせられていた切り花がポロリと床に落ちた。
部屋にいる女性の一人は花が落ちたことに気づいたようで、腰を上げてこちらに近づいてきた。薄い黄色の髪をしたその女性はまだ若く二十歳前後に見えたが、疲れているのかひどくやつれて顔色が悪かった。
気が付くと、今度は白い天井が見えた。
そして、体の上にもまわりにも沢山の切り花が置かれていて肌にあたる部分がちくちくとした。目だけを動かして様子を窺うと、まわりで見知らぬ人達がさめざめと泣いている。
──この花はなに?
──どうして泣いているの?
聞こうと思ったが喉が掠れて上手く声が出ない。
体を起こそうと力を込めると、体の節々がミシミシと悲鳴をあげて思うように力が入らなかった。やっとのことで右手を少しだけ持ち上げることに成功すると、体の上にのせられていた切り花がポロリと床に落ちた。
部屋にいる女性の一人は花が落ちたことに気づいたようで、腰を上げてこちらに近づいてきた。薄い黄色の髪をしたその女性はまだ若く二十歳前後に見えたが、疲れているのかひどくやつれて顔色が悪かった。