プレイボーイの 独占欲
他人事のように話す優輝からは戸惑いが見える

やっぱ、優輝もハマってんじゃん

「昼で帰る?」
優「そうだな~」

空を見上げて優輝は呟く

ピピーッ

笛が鳴り昼休憩を知らせる

帰ろうかとグラウンドの入り口を向くと固まってしまう

優「あれ?華ちゃん?」
優輝も気付いたらしく立ち上がろうとした足を元に戻す

木陰で何やらコソコソしてる華ちゃん

おいでと手招きをする向こう側には玲央先輩の姿

慌てた様子で玲央先輩が華ちゃんに近寄る


...ッッ
優「あっ...」

俺が息を呑んだのと同時に優輝が声を漏らす

それは俺らの見たくない光景だったから

「やっぱ、帰るか」
優「いや、待って」
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