秘密に恋して~国民的スターから求愛されています~
「携帯だとデータがね、容量の問題でパソコンに移してるんだ」
「へ?!!」

何を言っているのだろう。
私の写真をそんなに大量に撮っているということ?そんなのありえない。いつ撮っているのだろう。

そう思ったが、以前の彼の発言が急に蘇る。

『そうだなぁ…沙月の写真集部屋にでもしようかなー』

そうだ、彼は確かにそう言っていた。

「本当に私の写真たくさんあるの?」
「うん、あるよ?仕事で会えない日が多いときはそれ見て我慢してる」
「…そう、なんだ」

やはり彼は正統派イケメン枠での役ではなく、変態役の方が合っているのではそう思った。

「ちなみに、どういう写真?」
「寝顔とか、甘いもの食べてる顔とか、動画もあるよ」
「…」
「あ、今、重いって思った?」
「お、思ってない!全然」
「残念。俺の愛はこんなものじゃないよ。離してって言われても離す気はありません」

そう言ってぎゅうっと強く私を抱きしめて熱い視線を送る。
甘ったるい雰囲気は、全部彼のせいだろう。





END
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