彼は真面目な優等生


「あんたなんて性格ブスじゃない!!」

「性格なんていくらでも変えられるしっ?」

「ムカつく…」

「ブスの僻み??
あっ、加地さん僻みって言葉知ってる??」


はぁっ!!??


「知ってるしっ!!」

「加地さん、馬鹿だから知らないと思ってた♪」


この野郎っ!!!!


「言い返せないでしょ??
馬鹿だから言葉が出てこないでしょ??」

「調子のんなよ…ブスがっ!!」

「は!?ブス??私に言ってんの??」

「他に誰が居るの??」

「加地さんに言われたくない」

「あ、ナルシーって嫌われやすいよ??」

「あんた何言ってんの??」

「自分可愛いとかナルシストじゃん!!」

「……まじうざい」


ふんっ!!!
うざいのはあんただしっ!!!


「存在自体うざい」

「なんでそんなこと言われなきゃいけなわけ??」

「…ふんっ!!」


無視??無視なの??
まじうざっっ!!!




「だいたい…木村君と全然つり合ってないし」




―――――…ズキッ…



どうしよう…言い返せない。





< 20 / 59 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop