彼は真面目な優等生
8.先生



「…わかんない」




「何がだ??」




……―っ!!!???

誰っ!!??


ぱっと振り向くとそこには

―――…狩野が居た。



「泣いてんの??」


そう言って寄って来た。


「泣いてない…」

「俺が抱き締めてあげようか??」


はぁー…馬鹿??


「あんた先生でしょ、生徒に手出しちゃ駄目だから!」


「…いいじゃん…好きだし」


はぁ!?



「今、好きって言った??」

「うん、俺さ…加地のことが好きなんだ」

「あんた先生」

「禁断の恋だぞ??いい響き!」

「私には蒼君が居るから!!」

「俺と浮気しない?」



はぁぁ!!!???
なんて馬鹿な教師なんだか…


でも………


狩野のニッと歯をだして笑うその笑顔は…優しかった。





< 22 / 59 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop