御曹司がくれた甘い魔法
お母様が日本に帰国したもう一つの理由は、優斗さんも想像できない内容だった。


「芽衣、俺もすごく驚いたのだけど、君にも話しておきたいことがあるんだ。」

「----はい。」

「実は今回、母さんが日本に帰って来たのは-------------」


その理由は、私も驚く内容だった。
なんと、優斗さんのお父様とお母様が再婚することになったそうだ。
優斗さんも、全く聞いていなかったようで、とても驚いている。


しばらくお母様を囲んで私達が話しをしていると、後ろから部屋に入ってくる足音が聞こえた。


社長だ。
もちろん優斗さんのお父様だ。


「優斗、母さんから聞いたと思うが、私は母さんと再婚することにしたんだ。」

「父さん、どうしてそんな大切なことを相談してくれなかったんだ。」


社長が相談しなかったのは、優斗さんに反対されるかも知れないと思ったからだ。
それは、再婚に反対するのではなく、大きな決断があったからだ。


「優斗、この会社はこれからお前に任せたいんだ。私は母さんと海外に住むことにする。」

「父さん!何を急に言っているんだ!」


優斗さんは立ち上がり、大きな声を出した。
いずれはこの会社を任せたいと、言われてはいたものの、このような形でいきなり社長が居なくなるのは、会社にとっても一大事だ。



「優斗、お前が副社長になって、仕事の様子を見てきたつもりだ。お前なら十分にこの会社を任せられると感じたんだ。」

「-----父さん!」

「優斗、これからは芽衣さんと力を合わせて頑張るんだな。」




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