スペシャル企画 儚く甘い 番外編追加しました
彼への想いが一気にこみ上げる。

ごめんね・・・。

何度も何度も心の中で伝えていると、ふと彼が目を開けた。

暗闇の中、私は慌てて彼の胸に抱き着くようにして涙を隠す。


彼は何も言わずに私を抱き寄せる。

寝ぼけているのかもしれない。

私は彼の胸に顔をうずめて、彼に気づかれないように泣いた・・・。



もうすぐ彼との最後の一夜がやってくる。
その時、泣かないように。
その時、彼にちゃんと言いたい言葉を伝えられるように。

彼がちゃんと未来に進めるように・・・。

だから・・・この夜だけは涙を流させて・・・と言い聞かせながら。

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