スペシャル企画 儚く甘い 番外編追加しました
息子が生まれる前からも、性別が分かったその日からあれこれ買い始めた啓吾。
最近も、息子と一緒に遊びたいからとあれこれおもちゃを買ったり、知育玩具にはまりだした最近はあれこれ口コミを調べて、高評価のものを買っては私に注意されていた。

決して狭くはない家だけれど、明らかに息子のおもちゃや物にスペースをとられている。

「今日はこれも入ってんだよー。」
無邪気な顔で箱を開け始める啓吾にはすでにうしろめたさはなくなっているようで、届いた新しい息子グッズに目をきらきら輝かせている。

「ほら、これ、似合うだろーきっと。着て観るか?」
取り出したのはテントウムシやはちをモチーフにした服。
甲羅を見立てたリュックまでついている。

「うわ~きっとかわいいだろうな。今日の散歩はこれ着ていきたいな。でも洗濯しないとだめか。今からやれば間に合うかなー。」
あれこれ言いながら息子に服をあててみる啓吾。
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