幼馴染みに彼女が出来ました!




「おまたせしました~!」


テーブルの上にはウサギの顔のアイスが乗ったイチゴパフェとホットココアが2個ずつ。



「ここのね、パフェ可愛いし甘いのよ~!」

「凄い可愛いです!!」


見た目からしてSNS映えしそうで、思わずスマホを出して写真撮影をしてしまった。

店内の雰囲気も可愛らしくて、お洒落で、思わずほわわんとしてしまう。店長こんなところよく知ってるなぁ。



「良かった、芽生ちゃんが笑ってくれて」

店長が私を元気づけるために連れてきてくれたことに気づく。



「あれから、心配してたのよ。でも今日、芽生ちゃんの顔の見られて安心したわ」

「すみません、急に泣いちゃって……なんか、懐かしくて思い出したらつい」

「大丈夫?色々あったものね。落ち着いたらいつでも戻ってきていいのよ」

「いえ、あの後は特に何も起きてなくて……」

「あら、よかったわ」


なんて、店長が安心したように笑うから、忘れられてた訳じゃないって嬉しい気持ちになった。



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