幼馴染みに彼女が出来ました!



「あ、もう駅だね。芽生ちゃん、また……」

「待って、萌花!!」

「え、な、何?電車来ちゃうから」


萌花が逃げないように、手首をガッチリと掴むと、彼女の目がおよぐのが見えた。




「ね、ねぇ。なんで、キス……私にキスしたの?」


なんて自分で聞いて、凄い緊張した。心臓の音が煩いくらいに直に伝わってくる。



「そ、それは……」

「ねぇ、何で??」

「だから、芽生ちゃんが可愛くて」

「それは聞いた」

「気がついたら、してたってやつで」

「女の子が好きなの?」

「まぁ好きだけど、いや、そういう意味じゃなくて」

「萌花!私ね!!」

「うん?」

「萌花の事も、イブの事も好きだよ。嫌いじゃないからね」

「え?」

< 81 / 225 >

この作品をシェア

pagetop