摩訶不思議
家の中の案内でわかった事は、朝岡友子が理想に思っていた生活がここには当たり前にあった。

家電もクローゼットに入っている洋服も…
ごく普通の生活なのだが……
朝岡友子の時の貧困な感じは、一切ない。
夢のようだが、夢ではないらしい……

夜は、両家の親たちも一緒にお祝いをしてくれた。
私からみんなに、記憶が抜けている事を改めて説明させてもらい。
迷惑をかけるかもしれないが、頑張ってこれからも家族3人で仲良く暮らしていくと挨拶した。

両家の親たちも応援してくれ、
退院祝いは早めに終了し、私はお風呂に入って先に寝るために寝室へ向かう。
寝室も初めて入る感覚だったが、落ち着いて休む事ができた。
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