甘い毒に溺れ堕ちて
両者一歩も譲らず、謝罪を繰り返す私たち。
そしてまた、ゴツンとお互いの頭がぶつかった。
額を擦りながら、以前と同じくらいの至近距離で目を合わせる。
「……これじゃ、埒が明かないな」
「そうだね」
ふふふっと微笑んで、椅子に座り直した。
まだまだ謝り足りないが、このままだと収束がつかなくなるので、今回はおあいこに。
最後にもう1回「ごめんなさい」と頭を下げ合い、ようやく謝罪大会が終了した。
「返事できなくてごめんね。返さなきゃとは思ってたんだけど、こんな血色悪い顔、見られたくなくて」
「ううん。ご飯は食べられてる?」
「うん。1日3食取ってる」
「ほんと? パンと牛乳だけじゃなくて?」
「ないない。ちゃんと食べてるから。白米と味噌汁をたっぷりと」
「2つだけかいっ」
ドヤ顔をする彼にすかさず突っ込みを入れる。
お腹いっぱい食べられたとしても、必要な栄養素が全部摂取できているとは限らないんだよ。
……でも、帰宅部でも、一汁三菜を作る時間が毎日確保できているとは限らないか。
そしてまた、ゴツンとお互いの頭がぶつかった。
額を擦りながら、以前と同じくらいの至近距離で目を合わせる。
「……これじゃ、埒が明かないな」
「そうだね」
ふふふっと微笑んで、椅子に座り直した。
まだまだ謝り足りないが、このままだと収束がつかなくなるので、今回はおあいこに。
最後にもう1回「ごめんなさい」と頭を下げ合い、ようやく謝罪大会が終了した。
「返事できなくてごめんね。返さなきゃとは思ってたんだけど、こんな血色悪い顔、見られたくなくて」
「ううん。ご飯は食べられてる?」
「うん。1日3食取ってる」
「ほんと? パンと牛乳だけじゃなくて?」
「ないない。ちゃんと食べてるから。白米と味噌汁をたっぷりと」
「2つだけかいっ」
ドヤ顔をする彼にすかさず突っ込みを入れる。
お腹いっぱい食べられたとしても、必要な栄養素が全部摂取できているとは限らないんだよ。
……でも、帰宅部でも、一汁三菜を作る時間が毎日確保できているとは限らないか。