甘い毒に溺れ堕ちて
「お嬢さん」
「は、はいっ」
「このあたりに、幼稚園ってあるかしら?」
やはり道に迷っていたらしい。
「ちょっと待ってくださいね」と返し、スマホの地図アプリを起動した。
位置情報ボタンを押し、検索欄に「幼稚園」と入力。
すると、保育園を含め、ズラリと表示された。
「はい。ありますよ。お孫さんのお迎えですか?」
「ええ。息子に頼まれてたの思い出して。ただ、名前が出てこなくてねぇ……」
肝心の部分をど忘れしてしまった様子。
「幼稚園の周りに、何か目印になるようなものはありますか?」
「目印……」
「例えば、橋の近くにあるとか、小学校が近くにあるとか」
「小学校……あったかしら……」
画面に表示されている場所を例に出してみるものの、首を捻って考え込んでいる。
お年寄りになると記憶力が落ちるって言うもんな。
毎日任されてるなら忘れはしなさそうだけど、月に1回とかだと、どの道を通るんだったっけ? ってあやふやになるよね。
「は、はいっ」
「このあたりに、幼稚園ってあるかしら?」
やはり道に迷っていたらしい。
「ちょっと待ってくださいね」と返し、スマホの地図アプリを起動した。
位置情報ボタンを押し、検索欄に「幼稚園」と入力。
すると、保育園を含め、ズラリと表示された。
「はい。ありますよ。お孫さんのお迎えですか?」
「ええ。息子に頼まれてたの思い出して。ただ、名前が出てこなくてねぇ……」
肝心の部分をど忘れしてしまった様子。
「幼稚園の周りに、何か目印になるようなものはありますか?」
「目印……」
「例えば、橋の近くにあるとか、小学校が近くにあるとか」
「小学校……あったかしら……」
画面に表示されている場所を例に出してみるものの、首を捻って考え込んでいる。
お年寄りになると記憶力が落ちるって言うもんな。
毎日任されてるなら忘れはしなさそうだけど、月に1回とかだと、どの道を通るんだったっけ? ってあやふやになるよね。