その海は、どこまでも碧かった。

「シャワーありがと」



「うん、風美くん先に寝てていいよ」



「シャワー終わるの待ってる」



「眠かったら、適当に寝ててね!」



「ベッドで寝てもいいの?」



「うん
それしか布団ない
私はその辺で寝るから大丈夫」



「一緒に寝る?」



「え…一緒…に?」



え、何言った?

オレ


彼女の驚いた顔を見て焦った



「うん
襲わないよ」



そんな気で言ってないから

そんな気ないから普通に言ってしまった



「フフ…知ってるよ」


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