その海は、どこまでも碧かった。

「アレ?海寝てる!」

「宙の部屋行ったんじゃなかったっけ?」

「疲れたんじゃない?」

「今日、楽しそうにしてたもんね!」

「起こす?」

「寝せておこーよ」

「ここ閉めて隣の部屋で話そ」

「きっとうるさくて起きてくるって!」

キャハハハハ…



布団の中にいたら

みんなが部屋に戻って来た声がした



寝てなんかなくて

みんなの楽しそうな声がするのに

みんなのところに行けなかった



きっと今日も恋バナだ



私は話すことなんて何もない

恋って何かな…?



恋してないのかも





最後の夜

明日は碧くんの近くに帰る



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