その海は、どこまでも碧かった。

飛行機から降りて言われた



「水瀬、修学旅行楽しかった
ありがとう

水瀬といると楽しいよ
水瀬と付き合えて、良かった
好きだったよ

無理させて、ごめんね
オレたち、クラスメイトに戻ろう」



別れ話じゃないみたいに

宙は笑ってた



「なんで…?
なんかダメだった?私」



きっとダメなところばっかりだった

こんな私を選んでくれて

ありがと



「水瀬はダメじゃない
オレがダメだった

待ってて…
もっとイイ男になるから…
水瀬に好きになってもらえるように」



「好きだったよ
宙のこと…」



「ありがと…

でも…1番じゃなきゃ、嫌なんだ

水瀬の1番になりたい」



私に好きになってもらえるように…

私の1番



私、宙のこと好きじゃなかったかな?

楽しくて優しくて好きだったよ



一緒に見た夜景綺麗だったね

キスされるかな…って期待してたよ

シロクマのぬいぐるみ嬉しかったよ

写真だって一緒に撮ったのに…


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