妖狐の私と人間


気のせいか?


その時


急に地面が暗くなった


は?


まさか上か?


上を見ると


太陽をバックに1匹の狐がこっちに来る


…特徴的な眼を光らせて


その狐はぶつかるところまで来ていた


流石に避けれない


ぶつかるのを覚悟していると


「こんにちは」


声が聞こえる


え、と顔を上げると


2メートル先ぐらいに白銀の毛並みをしたグレープガーネットの眼をした狐がいた


白銀の狐って…


拓「お前、妖狐…それも白狐か?」


白狐「ご名答、私は白狐です」


…まじか


白狐なんてもう絶滅されたと言われていたが目の前に居る


白狐「白狐は私が最後です」


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