愛しているので離婚してください~御曹司は政略妻への情欲を鎮められない~
「ありがとうございます。国産オレンジで、契約農家に出向いて直接買っているんですよ」
「そうなんですか。もしかして他のドライフルーツも?」
この店のドライリンゴのチョコレートも抜群においしいのだ。
「ええ、全てこだわらせてもらっています。実は明日なんですが」と切り出して彼はワークショップのチラシをくれた。
「おひとりキャンセルがでまして。よろしければいかがですか?」
聞けばその、こだわりのドライフルーツを使ったチョコレートケーキを作るという。チラシにはナッツやドライフルーツがたっぷりと乗ったケーキの写真があって、見るだけでワクワクと胸が弾む。
もう一泊しても何の問題もない。これぞ独身の強みだわ、と楽しくなってくる。
正確にはまだ主婦だけれど、それは戸籍だけの話だから。
「ぜひ参加させてください」
「ありがとうございます。お待ちしております」
テイクアウトのチョコレートの他に、おまけでマカロンをくれた。少しだけ割れてしまって商品にならないらしい。けれども味は保証すると彼は微笑んだ。
ホテルに戻り、さてと考えた。
「そうなんですか。もしかして他のドライフルーツも?」
この店のドライリンゴのチョコレートも抜群においしいのだ。
「ええ、全てこだわらせてもらっています。実は明日なんですが」と切り出して彼はワークショップのチラシをくれた。
「おひとりキャンセルがでまして。よろしければいかがですか?」
聞けばその、こだわりのドライフルーツを使ったチョコレートケーキを作るという。チラシにはナッツやドライフルーツがたっぷりと乗ったケーキの写真があって、見るだけでワクワクと胸が弾む。
もう一泊しても何の問題もない。これぞ独身の強みだわ、と楽しくなってくる。
正確にはまだ主婦だけれど、それは戸籍だけの話だから。
「ぜひ参加させてください」
「ありがとうございます。お待ちしております」
テイクアウトのチョコレートの他に、おまけでマカロンをくれた。少しだけ割れてしまって商品にならないらしい。けれども味は保証すると彼は微笑んだ。
ホテルに戻り、さてと考えた。