可愛くなんてないはずなのに、イケメン男子と可愛い女子たちに溺愛されています⁉︎
男の子は私の方を見てギョッとした顔をしていた。
「お、おいどうした!どっか痛いか⁉︎」
その男の子の緊迫した表情に、私は慌てて首を振り、涙を拭う。
「大丈夫。ちょっとびっくりしただけ。」
「そっそうか。よかった。」
心底ホッとしたっていう顔だった。
「あの、助けてくれて、ありがとう。」
「あ、いや、お前、泣きそうな顔してたから、ほっとけなくて。」
男の子は少し恥ずかしそうにそう言った。
あれ、そういえば、
「名前、聞いてもいい?」
そう聞くと男の子は少しびっくりした顔をして
「あぁ。俺は明日香京だ。」
「あー‼︎どっかで見たことあると思ったら出席番号前の子か!」
「あぁwwお前自己紹介無駄に元気だったやつかww」
あまりにもおかしそうに笑うから、
「無駄にって、自己紹介が元気で悪い事は無いでしょ!」
ちょっと怒った。
だって、そんなに笑うことないじゃん?



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