愛しの彼に溺愛~石油王の場合~
涙が止まらない。

マスターの前で迷惑かけちゃう…。
でも、自覚したばかりの感情はそう簡単に止められない。

なんかこの涙を止める方法ないかと思い、
あたりをキョロキョロ見渡すと目の前にあるイエローパロットが目に入る。

これだ。

今日は飲みまくろう!!

そうと決めたら体が勝手に動いてグラスを掴んでいた。


「っちょ、アンタ…!?」


━カラン。


気づいた時にはグラスの中は空。


「…もう一杯」
「ちょっと一気飲み!?」
「やだ。イエローパロット、もう一杯!!」
「あーもう!!明日に響かない程度にしなさいよ?」


優しいマスターは私の気持ちを汲んでくれてお酒を造ってくれた。

マスターには迷惑かけちゃうけど、今日はとことん飲むんだから!
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