俺の妻は腐女子ですがなんら問題ありません。〜交際0日婚で腐女子の私は甘々に溺愛されてます〜
身支度を整えて一緒に会社に向かう。せっかくモヤモヤしてた心は晴れたのに六月の梅雨入り。シトシトと雨が降り空気がじめっとした嫌な天気だ。傘をさして歩く分隆ちゃんとの距離があく。未だに隆ちゃんと二人で歩いているとジロジロ女子社員から見られたりもするが最初の頃よりはかなり減った方だ。同僚の小畑佳穂が言っていた通り隆ちゃんはかなり会社では人気上位の男性だったらしく、二次元しか興味の無かった私は全くもって隆ちゃんの存在を知らなかった。(本当にごめんなさい)そんな素敵な人と巡り会えて、お父さんには感謝だなぁ、と思いながら会社に着きピッと社員証をかざして入る。
「じゃあ今日も定時で終わると思うから連絡入れるな」
「うん、頑張ってね」
三階で私はエレベーターを降りた。私と隆ちゃんは働く会社は同じだがフロアは違うので滅多に社内で会うことはない。お昼の社食でさえ時間がずれているので会う事がないのだ。なので帰りは一階のロビーで待ち合わせして一緒に帰る。ちょっとした待ち合わせデートみたいで私は毎日ウキウキしながら退社時間が待ち遠しく何度も時計を確認してしまう癖がついた。
「なーに時計ばっか気にしちゃって、今日も高林さんと一緒に帰るの?」
「佳穂。まぁそうなんだけど、私そんなに時計見てた?」
「見てたわよ、そりゃもう愛おしげに時計に視線を送ってたわ。本当いつの間にか付き合ってたと思ったら結婚するなんて驚きを通り越して羨ましいわ!」
「じゃあ今日も定時で終わると思うから連絡入れるな」
「うん、頑張ってね」
三階で私はエレベーターを降りた。私と隆ちゃんは働く会社は同じだがフロアは違うので滅多に社内で会うことはない。お昼の社食でさえ時間がずれているので会う事がないのだ。なので帰りは一階のロビーで待ち合わせして一緒に帰る。ちょっとした待ち合わせデートみたいで私は毎日ウキウキしながら退社時間が待ち遠しく何度も時計を確認してしまう癖がついた。
「なーに時計ばっか気にしちゃって、今日も高林さんと一緒に帰るの?」
「佳穂。まぁそうなんだけど、私そんなに時計見てた?」
「見てたわよ、そりゃもう愛おしげに時計に視線を送ってたわ。本当いつの間にか付き合ってたと思ったら結婚するなんて驚きを通り越して羨ましいわ!」